特殊清掃

孤独死や孤立死の現場で頻繁に見られる体液は、強い臭いの主な原因となっています。これらの体液には、血液、尿、便、体内脂肪などが混ざり合い、臭気が発生している場合は細菌が繁殖している可能性が高いことを示しています。その結果、感染症のリスクが高まる恐れがあります。
林商会では、このような危険を徹底的に排除するため、防護服、防護眼鏡、防毒マスク、ビニール手袋などの安全装備を着用し、安全かつ適切に対応しています。作業の開始前には、専用の薬剤を噴霧して細菌を除去し、その後、徹底的な清掃を実施して現場を安全で清潔な状態に戻します。

床上の汚れを取り除くだけでは、腐敗臭を完全に消すことはできません。故人が亡くなられた状況や場所によって、適切な対応が求められます。例えば、フローリングの上で亡くなった場合、体液が隙間に浸透していることが多く、その隙間まで徹底的に清掃しなければ、臭いの根本を取り除くことはできません。また、長期間発見されなかった場合には、壁紙やクロスに臭いが染み付いているケースが多く、これらを取り外さなければ臭いを完全に除去することは困難です。
林商会では、現場ごとの状況を丁寧に調査し、最適な作業方法を検討した上で対応します。それぞれのケースに合わせた独自の対処法を用いることで、臭いの根源を徹底的に取り除き、現場を清潔で快適な状態へと復旧します。

汚物を徹底的に清掃した後、次のステップとして、故人の遺品の取り扱いが必要になります。多くの遺品には腐敗臭が染み付いていることがあり、これらが室内に残っている限り、臭いを完全に取り除くことは困難です。特に衣類、カーテン、絨毯、ソファなどの繊維製品は臭いを吸収しやすいため、これらを部屋から適切に処分または移動しない限り、臭気の完全な除去は難しくなります。
林商会では、遺品の適切な取り扱いも含めて、臭気除去を徹底的にサポートいたします。状況に応じた最善の対応を行い、室内を快適で清潔な状態に戻します。

遺品の撤去が完了した後、臭気を完全に取り除くための消臭処理を開始します。部屋の全ての家具や家財を撤去した後、専用の薬剤を天井から壁、床にかけて均一に噴霧し、臭いの元を徹底的に除去します。その後、オゾン脱臭器を使用し、OST法（オゾンショックトリートメント法）を用いた強力な消臭処理を行います。
この処理にかかる期間は、臭いの強さや部屋の広さによって異なりますが、平均的には約3日程度を要します。作業の最終ステップとして、依頼者様にお部屋の状態を確認していただき、ご納得いただいた上で作業完了となります。林商会は徹底した対応で、快適な環境を取り戻すお手伝いをいたします。